【読書】『モチベーション革命』を読んで思い出したこと
こんにちは。
ホーホーです。
小原和啓氏の『モチベーション革命』を読んでいます。
以下、同書からの引用です。
生まれたころからすでに何もかもが揃っていたので、物や地位などを欲して頑張ることはない。
埋めるべき空白が、そもそもないのです。
そう、あなたには生まれたときから「ないもの」がない。だから何かが欲しいと「乾けない」。
だから、あなたの世代のことを「乾けない世代」と呼ぶことができます。
小原和啓『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』より
ああ、なんて的を射ているんだろうと感じました。
この箇所を読んでいて、思い出したことがあります。
それは、自分が小学生のときの授業参観。
たしか、道徳の授業だったでしょうか。
まさに、「働くのはなんのため?」というテーマで、みんなが議論したのです。
最初にいくつか選択肢が設けられ、それぞれが一番大事にしたい選択肢に投票しました。
私は、「地位や名誉のため」に投票しました。
当時仲の良かったの友人は、「お金を稼ぐため」に投票しました。
そのほかのクラスメイトたちは、ほとんどが「誰かの役に立つため」「自分の好きな仕事をするため」に投票していたように記憶しています。
そのため、みんなと違う選択肢に投票した私と友人vsその他大勢のような形で、ディベートするような形になりました。
当時は、なんでクラスメイトのみんなが、「誰かの役に立つこと」「自分の好きな仕事をすること」をそんなに大事にしているのかわかりませんでした。
でも、今ならわかる気がする。
この本を読んで、言語化されました。
僕たちはまさに「乾けない世代」なのです。
小学生の頃からそうなのです。
「ないもの」がないから、何かを達成し、手に入れることに対してモチベーションが湧きにくいのです(もちろん、そうではない人もたくさんいる)。
では、そんな私たちは、何に幸せを感じ、なんのためにならモチベーションを持って働くことができるのか。
そのことについても、本書の中にヒントが散りばめられています。
自分はどんな世代なのか。自分たちの世代にはどんな特徴があるのか。自分は何にモチベーションを感じるのか。
どうして自分は小学生の時、「地位や名誉」に対して貪欲だったのか。
一方で、今はなぜ違うのか(今の自分は、地位や名誉に対してそこまでこだわりはありません)。
自分についてもっとよく知るためのヒントをくれる本だと思います。
少しづつ読み進めていきます。